DVDコピーやフリーソフトの紹介　CCCDやコピーガードについて

コピーコントロールCDとは(通称:CCCD)

CCCDとはDVDコピーの歴史でも紹介した、簡単にコピーできてしまうディスクコピーに制限をかけるべく登場した形式です。簡単に言うとCDをPCで読み取りにくくして、コピーをさせないようにする仕組みです。

コピーコントロールCD(CCCD)の狙い

CCCDの狙いは二つあります。一つはCDのコピーをさせないこと。前述のようにCDをコピーして知人に無料で配布する…このサイクルにより音楽業界の新規CD販売数は減少しました。これを防ぐ為にパソコンで読み取りを禁止し、コピーをできないようにさせました。もう１つの問題はP2Pと呼ばれる共有ソフトで音楽を違法ダウンロードできないようにすること。いわゆるWinMX,Winny,Lime Wire,Shareなどの共有ソフトにより音楽データが簡単にダウンロードされてしまい、CDを購入する意味合いは薄れてきています。これを防ぐ狙いがCCCDにはありました。

CCCDの問題

しかしCCCDは全く普及せず、それどころか音楽業界に悪い印象を与えることとなりました。CCCDは構造上に欠陥が大きく、普通のCDプレーヤーですら再生できないこともありました。車のオーディオなどではプレーヤー自体を故障させてしまうという問題もおきました。また、iPodなどのポータブルデータプレーヤーの普及により、CDをパソコンに取り込めないというのは大きなデメリットとなりました。これらによるCCCD反対運動で、CCCDを一般化しようとしたエイベックスやSMEはCCCDを廃止せざるをえなくなりました。特にエイベックス社は半ば強引ともいえるCCCD流通の手法で社会的な評判をも大きく損なうことになりました。